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2026年08月15日 土曜日 大国の思惑と、情報を見抜く力     ( 希望の灯 )

どうもどうも塾長の鈴木です♪


さて本日8月15日は、終戦の日です。


戦争で尊い命を失われたすべての方々に、心から哀悼の意を表します。


また日本がアジア・太平洋の人々に多大な苦痛と損害を与えた歴史にも向き合いその反省を私たち大人が未来へとつなげなければならないのではないでしょうか。


さて


中3の授業で毎年お伝えもしておりますが


終戦直前、日本の知らないところで


国の運命を左右する約束が交わされていました。


有名な話です。



1945年2月のヤルタ会談で(ポツダムは7月)


アメリカ・イギリス・ソ連は、ドイツ降伏後2〜3か月で


ソ連が対日参戦することを秘密裏に決定
しました。



この頃ご存知の通り日本とソ連の間には日ソ中立条約があり


日本政府はソ連に終戦の仲介を求めました。


しかしながら


ソ連は1945年4月に条約を延長しないと通告していました。


さらに5月末から6月には、ソ連参戦の危険を知らせる情報が複数届き


政府や軍の中枢でも共有されていたことが分かっています。


それでも日本は、ソ連が仲介してくれるという期待を捨て切れませんでした



ヒトラー・ドイツが負けたのは5月8日。ゆえに期限は日本時間8月8日。


実はその直前の7月16日に


アメリカは人類初の原爆実験「トリニティ」に成功しています。



この成功によって、アメリカはソ連軍の力を借りなくても


日本を降伏させられる可能性を持つ
ことになりました。



ここには、戦争を早く終わらせるという目的だけでなく


ソ連の発言力が大きくなる前に日本を降伏させ


戦後の日本をアメリカ主導で立て直したいという外交上の意味
もあった


と考えられています。



原爆投下の目的を「ソ連へのけん制だけだった」と断定することはできません。



しかし米国国務省も


アメリカ政府が原爆の力を


戦後の対ソ関係にどう利用できるか考えていた
ことを認めています。



7月24日


アメリカ・トルーマン大統領はソ連のスターリンに


「異常な破壊力を持つ新兵器」があると伝えました。



そしてソ連対日参戦期限直前の


8月6日に広島へプルトニウム型・リトルボーイ原爆をアメリカは投下しました。


8月8日にソ連が日ソ中立条約を破棄して日本へ宣戦布告。


翌9日にはソ連軍が満州へ侵攻


アメリカは長崎にもウラン型・ファットマン原爆を投下しました。



つまり終戦直前には、日本を降伏させる戦いと同時に


戦後の世界で誰が主導権を握るのかという


アメリカとソ連の競争がすでに始まっていた
のです。



しかし、どのような国家の思惑があったとしても


広島・長崎をはじめ、戦争によって多くの市民の命が奪われ


今なお苦しみを抱えている方々がいる事実は変わりません。


国同士の判断の先には、必ず1人ひとりの生活と命があります。




また日本に足りなかったのは、「情報量」だけではありません。



自分たちに都合の悪い情報から目を背けず


最悪の事態をも考えて
決断する姿勢だったのではないでしょうか。




歴史を学ぶ意味は、年号や用語を覚えることだけではありません。


「なぜその判断をしたのか」


「別の選択はできなかったのか」を考え


同じ過ちを繰り返さない知恵を身につけることにあります。



平和は、願うだけで続くものではありません。


事実を学び、人の痛みを想像し


力ではなく対話による解決を選び続けていくべきものだと考えます。



希望塾の塾生さんには


学力とともに、情報を正しく見極め


命と平和を大切にできる人へ成長していって欲しいと願っています。

 

 

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